生誕100年 香月泰男 欧州遊学スケッチ展I

生誕100年 香月泰男
欧州遊学スケッチ展I 初公開第1弾1911-2011

香月泰男画伯生誕100年に当たる2011年、香月泰男美術館では年間を通じて、初公開となる1956〜57年のヨーロッパ遊学時のスケッチ作品を展示します。
1947年復員後、香月は高校の美術教師をしながら制作に打ち込んでいました。ヨーロッパ行きの計画が持ち上がったとき、長期にわたり家族の元から離れることになる旅に香月は消極的でした。しかし、彼の画業を支えた美術評論家・画商の福島繁太郎氏の強力な後押しもあり、1956年10月末からのヨーロッパへの旅が実現したのです。フランス・パリを拠点に、南仏、スペイン、イタリアなどを巡る中で出合った中世の彫刻やルネサンス期の絵画は、帰国後の〈シベリヤ・シリーズ〉の制作に影響を与えました。
半年近くに及ぶ旅の間、香月はまるで絵日記をつけるかのごとく、日々スケッチをしました。スケッチブックには、私からにもなじみのある観光地や街角の風景の他、宿泊先のホテルの室内含む、旅の足跡が刻まれています。
第1回目となる今回は、旅のはじめに訪れた南フランスのカンヌやニース、拠点としたパリ市内各地を描いた作品を中心に、スケッチをもとに製作した油彩も合わせてご紹介します。–案内より

2011年4月2日(土)〜6月20日(月)
開館時間:午前9時〜午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週火曜(祝日の場合及び5/6は開館)
入館料:一般500円、小中高校生200円、未就学児は無料
場所:香月康男美術館
山口県長門市三隅中湯免 Tel: 0837-43-2500 Map

Tags:

Reply