くらし展 -画家の愛した日常

くらし展
My life is beautiful
画家の愛した日常

画家・香月泰男は山口県のふるさと三隅〈私の〉地球(現・長門市三隅)で生涯制作活動を続けました.1939年,第3回文部省美術展覧会に「兎」を出品して思い通りの特選となり,絵描きとしていよいよこれからと思う矢先の出征,そして終戦と同時に捕虜としてシベリヤに抑留されました.1947年に復員すると,香月泰男は再び,あえて色彩豊かな絵具を用い,貪欲に絵を描き始めました.
特に,1950年頃より香月泰男は「厨房の画家」と呼ばれていました.モチーフは「魚」や「タコ」「たまねぎ」「馬鈴薯」「キャベツ」「トマト」「とうもろこし」「ハム」「パン」など,台所に上る食材です.その作品はさながら日本古来の懐かしい台所の原風景を覗いている気分にさせられます.
1970年代になると,よく海外へスケッチ旅行に出かけました.旅行先にいるときは三隅を思い,三隅にいるときは次の旅行のことを思う日々を過ごしました.
また,香月泰男は絵画のみではなく,多くの言葉も残しました.著書のための原稿や知人に送られた手紙などさまざまです.何気ないやり取りに,香月泰男の人柄が表れています.画家・香月泰男の日常を垣間見て下さい.(案内より)

日時:2012年11月30日(金)〜2013年3月25日(月)
午前9時〜午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週火曜(祝日の場合は開館)※年末年始12/29-1/1
入館料:一般500円、小中高校生200円、未就学児は無料
場所:香月康男美術館
山口県長門市三隅中湯免 Tel: 0837-43-2500 Google Map

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